2008年6月29日日曜日

plastic landscape

Alex Prager  ;  Nancy

プラスティックな風景。
もはや、こんな言葉さえ...ある種の憧憬を感じる時代なのかもしれない。舞台装置でもなければ、書き割りでもないのに、リアリティを失っている街並。そして、機上からそれを見下ろす、皮膚感覚から程遠い存在感を持った少女。

短い露光で背景を流さず、強い斜光が少女の髪にあたり、反射した色がテーブル上の紅茶と対をなしている。少女のコントラストも絶妙。何気ないキャンディッドなのに、一種異様で、静かな興奮を感じさせる一枚。

monophonica mix 02


初代ウォークマンには、ヘッドホンジャックが2個ついてたのを知ってますか? 街を歩きながら二人で聴くのに合いそうな Love Songs です。

※mixwit は、残念ながら2008年12月でサービスを停止しました。

2008年6月11日水曜日

Mark Rothko "Silence is so accurate."

完成した芸術とは、観念的な生しか持ち得ない。
だからこそ、観念を越えた美を持ちうる。


Rothko
No.14, 1960 - SFMOMA

2008年6月5日木曜日

monophonica mix 01


Mixwit ではじめてつくったテープです。Krautrock から Jazz、Ambient、Deep Soul と、なんでもありの Cool なオムニバス。

※mixwit は、残念ながら2008年12月でサービスを停止しました。

muxtape


WEB上に自分の好きな曲をアップロードして、共有して自由に聴いてもらえるサイトの紹介です。その名は muxtape
使い方はいたってシンプルで、pantone のようにカラフルなリンクを押したら、表示された曲をクリックするだけ。
もちろん、登録もカンタンに行えて、アカウントを持てば自分のテープ(play list)を持つことができます。
世界中のユーザーがアップロードした曲を、ジュークボックスのように、いともカンタンに聴くことができます。
プレイリストは12曲までですが、ちょうどカセットテープに入るくらいの容量なので、使いやすくて、わかりやすい。
こういうシンプルさって重要だな〜って思います。
さて、知的所有権的にはグレーゾーンの muxtape ですが、今後どうなっていくかが注目されます。
早速、自分のテープをつくってみました。monophonica_records mix
※muxtape は、残念ながら2008年8月でサービスを停止しました。

2008年6月4日水曜日

memotron


今、理屈なしに欲しいと思うものって、ありますか?
もし、自分が聞かれたら、即座に答えるだろうプロダクトがこれ。
そう、メロトロンもとい「メモトロン」
本来なら、本家本元のメロトロンが欲しい!と言いたいところだけど、そんな贅沢を言うつもりはありません。
音色だけなら、サンプリングで充分なのだろうし、懐古趣味に浸るつもりもありません。
ただ、デザインを含めた“モンド感”がたまらなく物欲指数を刺激してくれたのが、このmemotronなのです。
これを見て、思い出すのが、macintosh portable。
apple computer初のポータブル・コンピュータとして開発された、モンド感あふれる逸品です。
メロトロンが世に出たのが、1967年頃。マッキントッシュ・ポータブルが世に出たのが、1986年。メモトロンが世に出たのが2006年。
20年周期で、白くて妖しいモンド・プロダクトが、絶対にヒットし得ないオーラと、孤高のインダストリアル魂をもって生まれてくるのは、何かの偶然なのだろうか?

それにしても、この“モンド感”、何かバイブレーションを感じません?

2008年6月3日火曜日

motion portrait

面白いサイトを見つけました。
motion portraitという技術を使った、このサイトです。
クリックすると、まるで生きてるようにWEB上で動く女性の顔が出てきます。
たった一枚の写真から生成できるそうです。

text to speechという音声合成技術で、言葉をしゃべることもできます。
「初音ミク」などのvocaloidソフトと連動させれば、デスクトップやWEB上で唄うこともできるでしょう。

アバターとしてのブログパーツや、WEBナビゲーターとして等、使い方次第では様々な可能性を感じる技術ですね。