Gibson L-1(2002年)カスタムショップ製。我が家の Gibson はこれで4本。すべてアコースティックギターである。はじめて買った Gibson は、20代の頃に手に入れた ES-335 で、アイボリーの塗装に黒のPUが付いている珍しいギターだった。
銀座の山野楽器で新品を買ったのを憶えている。
それから数えて13本目の Gibson がこの L-1 ということになるが、楽器をはじめた頃からずっと使いつづけているギターというものが自分にはない。何か理由をつけては、新しい楽器を入手したり手放したりを繰り返しているのだが、つまるところ空間的にも金銭的にも余裕がないのだから仕方がない。
今年の春に、Robert Johnson モデルの L-1(Valley Arts Guitar)を入手したので、この L-1 は2本目である。L-1 の歴史は古く、アーチトップの初代モデルが発売されたのが1902年、フラットトップの二代目が発売されたのが1926年である。今回入手した L-1 は二代目のフラットトップを復刻したレン・ファーガソン在籍時のカスタムショップ製。
L-1 の魅力は、コンパクトなサイズからは想像できない音量と、エッジの効いた独特なブルージーな音色。1930年代に録音された Robert Johnson の音源は、録音技術の問題で Hi-Fi で聴くことはできないが、当時、演奏を生で聴いた聴衆はさぞかし驚かされたことだろう。
音はまだ若いこの L-1 だが、弾けば弾くほど鳴ってくれるはずだ。
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