2014年10月6日月曜日

Nikon F 黒 アイレベル 日本光学マーク

 ニコンF黒のアイレベルを買ってしまいました。オークションで「いますぐ落札」…いわゆる大人買いというんでしょうか?

日本光学マーク入りで中古美品レベル、動作確認済み、云々。以下、出品者さんの説明によると…

「日本光学マーク付き前期型ボディのブラック」は当時、ブラック=カラスの色ということから人気がなく、生産のほとんどはクロームボディでした。よって「前期型の日本光学マーク付ブラックボディ」は、きわめて珍しく特に状態の良いものはこのオークションでも月数台出るか出ないかの非常に貴重なアイテムです」。


う〜ん、月数台出るなら貴重でもないのでは…と思いながらも、なかなか巧みな説明文です。折しも、Facebookの「フィルムカメラ部」に入会したばかりだったこともあって、入会記念に、伝説の名機を手に入れよう!と、2014年9月27日(土)早朝、このカメラはめでたく自分のものとなりました。




 実は、中古のニコンFを買うのは、初めてではありません。

20世紀末に突如として起こったクラカメブーム前夜、当時30代だった自分は、ライツミノルタCLから突如ライカウィルスに感染、以来、バルナックからM型ライカのほぼ全機種をコレクションするまでに至ったのでした。

そんなライカ熱も数年で治まっていき、1台、また1台と消えていくなか、替わりにニコンF、F2、F3といった一眼レフの実用機が増えていったのです。



その後、世の中は本格的なデジカメ時代へ突入。フィルムメーカーが、次々と35mmフィルムの生産中止を発表するなか、空前のクラカメブームも急激に冷めていったのでした。

ライカのレンジファインダーとニコンのマニュアル一眼レフをひと通り集めた結果、我家に残ったのは右の3台でした。ニコンF3、FE2、ミノルタCLE、それに各種交換レンズ…。



このリストラ後は、これらカメラに触れることもなく、防湿庫にしまったまま長い月日が流れました。

状況が変わったのは、レンズ交換式のミラーレスカメラが登場してからです。アダプターを介せば、いにしえのオールドレンズがデジタルで使える!これは朗報でした。

早速、Sony NEX-C3に続いてライカMマウントとニコンFマウントのアダプターを入手してからは、我家の防湿庫で眠っていたオールドレンズがふたたび活躍する時がやってきました。

そして、Facebookの「フィルムカメラ部」への入会。これに拍車がかかって、ニコンFの再購入に至ったというわけです。

マニュアル機には、露出計が必須ということで、防湿庫に眠っていた2台のセコニックを点検した所、アナログ式のL-188の測定値が2段ほどズレていることに気づきました。

ということで、その修理結果はまた後で報告します。

0 件のコメント: