2015年8月20日木曜日

Tripath社のTA2020を使った謎のデジタルアンプ

Tripath社のTA2020を使ったデジタルアンプの組み立てキットといえば、NFJのものが有名ですが、この基板は完成基板のバルク品で、どうやら中華製のようです。先日ヤフオクで1,450円で出品されていたものを落札しました。

NFJのキットは、昨年くらいまでは980円ほどで買えたのですが、今はすでに廃版となっており、オークションでも2〜3千円に跳ね上がってしまいました。



そんな中で見つけたのが、このバルク品です。かなり怪しい品物でしたが、ICそのものは間違いなくTA2020を使っているようです。

おそらく、中華製のTA2020系デジタルアンプの中身であろうとは思うのですが、ネットで調べてもその素性がわかりません。

入力ジャックがボリュームの左側面に付いているという、かなり変わったレイアウトで、DCとスピーカー端子が同じブロック(これはNFJの基板と同じ)になっています。

素性がわからない上に、音がちゃんと出るかは配線してみないとわかりません。というわけで、秋月電子でDCソケットとRCAピンジャック、ラジオセンターでターミナル端子を買ってきて、やっつけ配線してみました。

ピンジャックを挿してiTunesから音楽を再生してみると、きちんと音が出ました。しかも、TA2020直系のなかなかクリアな音です。この基板、使われているコンデンサ類はNFJのキットと比べると非常に少なく、電源用のLEDも付いてません。

出品時の情報によると、以下のような仕様のようです。




■製品仕様
・電源電圧:DC8.5V~14.6V (DC12V 2A推奨)
・出力:最大20W+20W(4Ω)
・対応スピーカー:2Ω-8Ω
・出力方式:BTL
・周波数特性:20Hz~20KHz (±0.5db)
・基板サイズ:76×68mm
・入力:3.5mmオーディオジャック

とりあえず無事に音が出たので、ケースに入れるか、アクティブ式スピーカーのアンプに使うかなど、使い道を決めてあげようと思います。

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