2015年9月25日金曜日

Lepai LP-2024A+ オペアンプ交換可能ソケット改造品

今回は、オークションで落札したLP-2020A+のコンデンサ交換可能改造品のオマケに付いてきた、ジャンクのLepai LP-2024A+についてです。

さっそく筐体から基板を取り外してみました。下の写真の左側が今回のジャンク品のLP-2024A+、右がノーマルのLP-2024A+です。

オペアンプが交換できるように改造したものの、何らかの理由でジャンク品となってしまったアンプのようです。

送られてきた際には、何故か電源スイッチ背後の電解コンデンサが取り外されていましたが、元の位置にハンダ付けして戻しています。(黄色で囲ってあるのが取り外されていたコンデンサです)
問題なのは、元々直付けされていたオペアンプを取り外して、そこに取り付けられたソケット部分です。LP-2024A+の初期ロットには最初からソケット式が採用されていましたが、最近のものはコスト削減のためでしょう…オペアンプが直付けとなっています。

この基板の裏側を見るとソケットのハンダが3カ所ほどきちんと埋まってないのが確認できました。このままでは何らかの影響を及ぼしそうです。


とりあえず、このソケット部分にハンダを盛り付ける応急処置を施しました。ハンダの定着は悪く、改造には向かない基板だとすぐに分かりました。

このアンプには、取り外したオペアンプは付いてなかったので、まずは適当なオペアンプを挿して動作確認する必要があります。評判の良いMUSES8820を取り付けたいところですが、まずは安価な新日本無線のNJM5532DDを買ってチェックしてみたいと思います。

すこし気が早いのですが、オペアンプ無しの状態で電源をつないでみると、ボリューム調整はできませんが一応音が出るのを確認しました。

家人に頼むと仕事帰りにNJM5532DDを2個買ってきてもらえるとのこと。秋月電子の袋を手渡してくれたときは、一緒に買ってきてくれたケンタッキーと今半の弁当よりもうれしかったです (^_^;)
さっそく、NJM5532DDをソケットに挿して音を出してみると、DIRECTの状態でボリュームを一番絞ってもすこし音が出ています。

ボリュームを上げていくと段々音が大きくなるので、うまくいったと思いきや、L側の音が小さくてバランスが極端にずれているのが分かりました。オペアンプ無しの状態では起こっていなかったので、やはりソケットの接触不良が原因のようです。



また、DIRECTからTONEにスイッチを切り替えるとまったく音が出ません。試しにオペアンプを抜いてみると、LRのバランスの問題もなくきちんと出力されます。ボリュームコントロールはiPhoneやパソコンなどのデバイスで行えば音量調整できないわけではありません。

試しに、ノーマルのLP-2024A+ と聴き比べましたが、オペアンプ無しのほうが一枚ベールが剥がれた音に聴こえます。オペアンプ交換が可能な初期のLP-2024A+をお持ちの方は、一度試してみてはいかがでしょう。(自己責任でお願いします)

ボリュームコントロールもトーンコントロールも持たない、純粋なパワーアンプとして使ってもいいし、真空管のプリアンプと組み合わせたハイブリット真空管アンプを新たに作っても面白そうです。

半動作品(半ジャンク品?)のこのアンプ、いつか何らかの用途に使ってあげたいと思います。

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