2015年10月12日月曜日

第21回真空管オーディオ・フェアへ行ってきました

今年で第21回目となる真空管オーディオ・フェアへ行ってきました。会場は、秋葉原から神田へ向かう途中にある損保会館。2階から5階までの4フロアをたっぷりと使ったボリューム満点のフェアで、非常に濃密な数時間を堪能させていただきました。

会場についたのは、午前10時をすこし回った頃でしたが、場内は溢れんばかりの来場者ですでに熱気ムンムンの状態でした。

2階では、蚤の市ばりにオーディオ雑誌からトランス、真空管、コンデンサーなどのパーツやエンクロージャーまで、さまざまな展示ブースが目白押しでしたが、なかでも目を引いたのは、滋賀県「音の市」さんのお宝満載の展示ブースでした。

出来立てホヤホヤのDigifi No.19の付録スピーカーを使った“サウンドトランクmini”を持って行ったところ、店主の方に「お〜これは面白い!」とお褒めの言葉をいただき、いきなりテンションが上りました。

そして、独自の理論でデジタル音源に適合した平面スピーカーを開発し、世界的な注目を集めている「FAL」のブースでは、名物社長の古山磐雄さんのエネルギッシュな講談と、同社スピーカーの素晴らしく立体的な音を楽しませていただきました。


昼食の休憩をはさんで午後の時間帯に向かったのは「ザ・キット屋」で知られる「サンバレー」の展示ブース。

衛星デジタルラジオの「MUSIC BIRD」パーソナリティとしてもおなじみの大橋 慎さんによる4時間超のプレゼンテーションに、会場からは熱い視線が寄せられていました。

サンバレー社の真空管アンプの数々と、タンノイオートグラフの復刻版であるAutograph MIDや、クラシカルなサランネットが印象的なLM755Aで聴く選りすぐりのジャズやクラシックのハイレゾ音源。満員の会場の空気が一瞬澄み渡るような透明感あふれる音が印象的でした。

他にも、スピーカークラフトの見本ともいうべき中小サイズのスピーカーをたくさん展示していた富山県の「ソリューションLABO-R」、コンパクトなキューブ型の筐体内部がダブルバスレフ構造になっているcubic 匠を展示していた「Cubic Sp Lab」などの展示が目を引きました。

デパートの催事場で開かれる中古カメラ市にも通じる雰囲気でしたが、真摯に音を聴く中高年男性の目と耳は少年のようだったに違いありません。

本日10月12日(祭)も10時〜18時まで開催していますので、興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。新しい世界がきっと拓けると思います。

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