2018年2月6日火曜日

サインスマート 6N3 真空管プリアンプ 組み立て記 -4

若干、話が前後しますが、今回のハイブリット真空管アンプを製作する前夜、我が家で準備しているときの様子です。

音蓄会の本部、渋谷製作所で作業をする際に、必要なパーツや配線類をまとめています。忘れものがないように、入念にチェック!

こうして見ると、タカチのアルミケースMB-6の容量がそれなりにあることがわかりますね。大きな弁当箱のようです(笑)。


渋谷製作所での作業は、真空管アンプ製作のスペシャリスト、Oさんに手伝ってもらいました。自作の真空管アンプを何十台も作っている方で、音蓄会のメンバーでもあります。

さて、音の出なくなったLP-2024A+の代わりを用意しなくてはなりません。そこで、白羽の矢が立ったのが、LepaiのLP-2020A+。

ですが・・・このアンプ、ただのLP-2020A+ではありません!


何が違うかというと、音質に影響のありそうな電解コンデンサを交換できるようにソケット式に改造されている、まさにマニア向けのアンプなのです。左の写真は、電解コンデンサ用の回路に交換用のソケットが埋め込まれた状態のLP-2020A+基盤です。

電源部のフィルタコンデンサはソケットではなく直付けされています。ノーマルのものより太いので交換されているようですが、容量は16v 2200μFですので、元のコンデンサと同じ。ここは、いずれ16v 4700μFクラスのものと交換したいと思います。

パワーアンプ部をLP-2020A+改造に載せ替えて、サインスマート 6N3真空管プリアンプを組み直した状態です。

トグルスイッチは2連にして左端に固定しております。実用性を考えると電源はパラレルにして1つにまとめたいところですが、配線が面倒になるので、ひとまずセパレートに2個の電源を使用するかたちをとっております。

真上から見ると、Lepai LP-2020A+の基盤が下に設置されているのがわかると思います。天板の工作に失敗してしまったので、別の方法でそのうちカバーを取り付けてあげようと思います。

この状態でスピーカーを繋いで音出ししてみると、まろやかな真空管サウンドが鳴り始めました。6N3という真空管は数分もアイドリングすれば本領を発揮するようです。聴き始めはこもった音だったのが、管が温まるにつれてどんどん明瞭になっていくのが聴きとれました。

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